ITの発達が著しい現代社会において、必要最低限の知識について学べる国家試験「ITパスポート」
試験を受験してみた筆者の感想、勉強時間、勉強法、使った教材をまとめてみました。
これからITパスポートの受験を考えている方々の参考になると嬉しいです!
一発合格できました〜!
試験の概要
「ITパスポート」という名前の通り、社会で働く上で必要とされるITの基礎知識を持っている証明書、となる国家試験です。
DXが進む社会において、システム関連の部署以外でも最低限知っておくべき内容を学べる試験になっています。
具体的には、AI、IoTなどの技術や、アジャイルなどの開発方式、情報セキュリティ、などITに直接関わる内容から、マーケティング、ガバナンス、プロジェクトマネジメントなど、幅広い分野を網羅しています。
公式サイトによると、応募者(令和2年度)は7割が社会人、残り3割が学生。
そして、10〜30代で応募者全体の8割を占めているとのことです。
受験手数料は7500円、テキスト、過去問ともに安価で手に入りますので、比較的取り組みやすい資格だと思います。
また、試験当日は、会場に用意されたパソコンで受験するCBT方式をとられています。
試験は全国の会場で、毎月複数回実施されていますが、会場の座席数が30席前後だったりするので、日程がすぐに埋まります。
受けると決めたら、すぐに受験日程を予約するようにしましょう。
資格取得してみた感想
「IT」ってよく使われる言葉ですが、一言では表せないくらい、とても範囲が広いんだなということがわかりました。
システム部門でなくとも、情報漏洩のリスクとして知っておいた方が良いこと、今後社会の常識になっていくAIやIoTでできることや、仕組みなどを知ることができます。
この試験勉強と並行して、システム開発の案件に業務で関わっていたということもあり、インプットした内容をリアルタイムに実践できたことで、資格取得の満足度は高かったです。
まさに、「IT分野の義務教育」的な試験内容になっていますので、受けてみる価値はあると思います!
ITパスポートの資格自体に価値があるというよりは、資格取得のための試験勉強に価値があると思いました。
購入した教材
ITパスポートの試験勉強で購入した教材は、テキストのみ!
Amazonの口コミを見て購入したのが、こちらのテキスト↓↓
勉強開始から試験本番まで1ヶ月半だったということもあり、最短合格を狙うというコンセプトの本書を選びました。
そして、なにより安い!2000円を切ります。
試験によく出る問題や、間違えやすいポイントを丁寧に解説してくれています。
また、文字だけでなく、イラスト多めなので視覚的に概念を理解しやすいという構成になっていました。
このテキストは、100点満点を目指さず、合格点を確保するという方針なので、資格取得というよりも、しっかり網羅的に勉強したいという方には、こちらのテキストの方がおすすめです↓↓
ちなみに、テキストについている過去問は使用しませんでした。
全て公式サイトで公開されているということもあり、WEB上でランダムに過去問を出題してくれるサイトやアプリも豊富です。
ですので、購入する教材としては、テキストのみで十分です。
勉強時間
1日30分〜1時間を1ヶ月半続けたので、試験勉強としては30〜45時間ほどでした。
自分もそうでしたが、ITにそこまで関わって来ていない方にとっては、わからない言葉だらけで結構辛いです。
そのため、集中力が長時間続かなかったので、1日の勉強時間としては比較的少なめでした。
一度にまとまった時間で勉強するというよりは、電車に乗っている10分間、ランチが出来上がるまでの5分間など、スキマ時間でちょっとずつ勉強するのが良いかなと思いました。
資格を取るだけなら、おそらく20時間勉強できれば合格の可能性は出てくると思います。
勉強方法
「いちばんやさしい」のテキストは約500ページあり、1日1時間ずつ勉強して約2週間で読み切りました。
略語(BSC、BPO、LPWA、DNS、RFPなど…)がめちゃくちゃ登場します。
広告代理店の会話並に略語だらけです。
一度では絶対覚えられないので、その略語のフルネームや意味をセットで覚えましょう。
単なる暗記というよりも概念として理解しながら覚えた方が、頭に入りやすかったです。
ひと通りテキストを読み終えた後は、過去問に移りました。
スズキが過去問で使用したのはこちら↓↓
好きな年度を選択して、ランダムに出題してくれるサイトです。
スマホでいつでもできるので、好きな時に過去問に取り組めます。
また、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系、の3領域での正答率を示してくれるので、苦手分野を把握することもできます。
この過去問を5回ほどやると出題傾向も掴めてきて、8〜9割の点数がとれるようになりました。
試験当日
CBT方式なので、会場での試験になります。
受験の申し込み時にダウンロードできる「確認票」と写真付きの身分証明書の持参が必要です。
試験で使用するメモ用紙、シャーペンは会場側で用意してくれるので、筆記用具は不要です。
会場内には、目薬、ハンカチ、ティッシュは持ち込みできますが、ティッシュを包んでいるビニールなどは持ち込み不可でした。。
試験時間は120分ですが、早く終わったら先に退出できます。
合格基準は1000点満点のうち6割がラインとされていますが、その都度、合格ラインの調整がされているようです。
合格発表は試験翌月の15日前後ですが、試験終了後に即採点が行われるため、「合格かも?」「あー、終わった、、」くらいは試験当日にわかります。
スズキは、試験後の採点結果は795点で、翌月に合格通知をいただきました!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
IT分野の義務教育を学べる「ITパスポート」
資格取得を目指して試験勉強することで、基礎的な知識を学ぶことができますので、ぜひ興味のある方は受験してみてくださいね!