春は弘前の桜祭り、夏は青森のねぶた祭りと、青森の観光といえば春と夏のイメージが強いかもしれませんが、実は秋の青森も絶好の季節なんです。
初めて青森に訪れる人も、2回目以上の人にもぜひ見ていただきた観光スポットを地元民目線で選んでみました!
ぜひ旅の計画にご活用ください。
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紅葉に染まる岩木山 【弘前市】
津軽を見下ろす標高1625mの岩木山。
青森最高峰の岩木山は別名津軽富士とも呼ばれます。
津軽の地元民にとって岩木山は、いつも自分たちを見守ってくれているような安心感を与えてくれる、そんな存在です。
そんな岩木山、紅葉の見頃は10月上旬〜中旬ころ。
ロープウェイ、ハイキング、ドライブ、温泉、秋ってなんでも楽しいですよね。
冬になると閉鎖される道も数多くありますので、ぜひ秋のタイミングでお楽しみください。
岩木山の麓はりんごの名産地。ぜひ青森のりんごジュースをご賞味ください。 |
津軽岩木スカイライン
岩木山の麓から8合目までをつなぐ全長約10㎞の有料道路。
岩木スカイラインは、その10kmの間にカーブが69もあり、運転中は山を登ってるなという実感がすごいです。
くねくねとカーブが続き、標高が高くなるにつれ、眺めがどんどんよくなりますので、景色を楽しみながら8合目駐車場を目指すのがおすすめ。
9月中旬から山肌が赤や黄色で鮮やかに色づき、徐々に麓の方へと広がっていきます。
紅葉とドライブを楽しみながら8合目駐車場に到着すると見晴らしのいい景色が広がり、津軽半島や七里長浜などを見渡すことができます。
天気が良ければ、白神山地、北海道・松前崎も見ることができるそうです。
8合目からは9合目に向けてロープウェイも出ているので、より絶景を楽しみたい方はぜひご利用ください。
9合目からは徒歩30分ほどで山頂まで登ることも可能です。
嶽温泉
岩木山の登山コースの入り口にもなっている嶽温泉。
江戸時代からの源泉として400年近い歴史を持つ温泉郷で、岩木山観光の拠点としても賑わいを見せています。
岩木山の麓に存在する嶽温泉郷には旅館やお土産店が並び、日帰り入浴も格安で楽しむことができます。
嶽温泉の泉質は白く濁った温泉の色が特徴で、硫黄が成分としてかなり多く含まれているため匂いが濃い泉質です。
体の芯から温まる泉質のため、温泉から出た後も体がポカポカです。
旅館によっては、登山客はチェックアウト後でも入浴をサービスしているところもあり、昔から岩木山登山と嶽温泉は切っても切り離せないものになっています。
こんな濃〜い白濁の温泉を格安で味わえるのは全国でも珍しいと思いますので、ぜひ岩木山観光の際はお立ち寄りください。
八甲田 【青森市〜十和田市】
大岳を中心とした10以上の山々の総称で、麓は原生林に包まれた樹海が広がります。
また、八甲田には全国的にも有名な「酸ヶ湯温泉」、「谷地温泉」、「蔦温泉」、「猿倉温泉」などの歴史ある温泉宿が点在しています。
冬には非圧雪のパウダースノーが楽しめるウィンタースポーツの名所として有名ですが、秋も楽しめる観光スポットがたくさんあります。
城ヶ倉大橋
「津軽」と「南部」を結ぶ橋で、255mあるアーチ支間長は日本の中で一番長いそうです。
橋の上から眼下に広がる景勝地、城ヶ倉渓谷の眺めは絶景で、360°パノラマビューで紅葉を楽しむことができます。
天気が良いと、岩木山、青森市街地まで見晴らすことができるので、天気が良い日の明るい時間帯がおすすめです!
夜は心霊スポットとしても有名なので、怖い思いをしたくない方は夜は近づかないようにしましょう。
酸ヶ湯温泉
八甲田は日本有数の豪雪地帯でもあるので、積雪のニュースでよくテレビに取り上げられる酸ヶ湯。
千人風呂と呼ばれる160畳もある混浴の大浴場があることでも有名です。
雲上の霊泉と称される酸ヶ湯温泉は、その環境が整ったすぐれた温泉地として湯治場として全国から観光客が訪れます。
酸ヶ湯の5つの源泉の泉質は、すべて酸性・含硫黄泉で、「療養に適した温泉」(療養泉)として効能が認められているそうです!
青森の秋は冷えますので、紅葉狩りで冷えた体を酸ヶ湯でじっくり温めてはどうでしょうか?
総力あげて探しました。見つかりました。酸ヶ湯温泉の素をご自宅でどうぞ。 |
蔦沼
知名度は高くないですが、隠れた紅葉の絶景ポイントが、この蔦沼(つたぬま)です!
八甲田の麓、標高約450mの山奥にあり、ブナの原生林や珍しい野鳥が生息する手付かずの自然が残っています。
蔦沼の周辺には「沼めぐりの小路」という遊歩道が整備されていることもり、散策の手軽さとすばらしい紅葉でリピーター続出と噂です。
秋だけでなく、四季折々の自然の美しさに触れることができ、芽吹きの春、ホタル飛び交う初夏、満天の星空も楽しめます。
秋には天候と朝日の条件が揃うと、燃えるように赤く染まった木々と水面に映る絶景を楽しむことができます。
青森の秋を語るには蔦沼は外せません。
ぜひ観光の目的地に設定してみてはいかがでしょうか。
マイナスイオン溢れる十和田湖・奥入瀬渓流【十和田市】
新緑や紅葉の名所として知られている十和田湖と奥入瀬渓流。
雄大な自然の中でゆるーく流れる時間を過ごせば、日々の疲れやストレスを解消できること間違いなしです。
十和田湖
青森と秋田にまたがる景勝地、十和田湖。
水深がかなり深く、320m以上もあるそうで日本で第3位の深さ。
十和田湖を湖上から楽しむ遊覧船や、パノラマビューを望む展望台、有名な乙女の像など見所の多い十和田湖の中でも、特に紅葉の美しさは日本一とも言われています。
十和田湖の湖畔には開運の聖地として人気の十和田湖神社もあります。
実はこの十和田湖、下北半島の恐山と並ぶ霊場としても有名で、周辺には33ヶ所のパワースポットがありますので、ぜひパワーを充填しに来てはいかがでしょうか。
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奥入瀬渓流
十和田湖から流れ出る清流が約14km続く、奥入瀬(おいらせ)渓流。
国の天然記念物として指定されており、滝や岩、清流を囲む樹林など美しい自然が一面に広がります。
県内有数の観光スポットとして、ここを目的地として県外からも多くの観光客が訪れますが、散策のしやすさや車でのアクセスのしやすさも人気の理由のひとつです。
渓流沿いには、流れとほぼ同じ高さに車道と遊歩道が整備されていて、奥入瀬渓流をかなり間近で楽しむことができます。
奥入瀬の紅葉は11月初旬まで楽しむことができ、秋は普段と違った黄色や赤に染まったトンネルと美しい渓流を同時に楽しめますよ!
北金ヶ沢の大いちょう 【西津軽郡深浦】
夕陽海岸のイメージが強い深浦ですが、実はめちゃくちゃ大きないちょうの木があることでも地元では有名です。
樹齢はなんと、1000年以上もあるこの大いちょうは国の天然記念物にも指定されており、高さ30m以上もあります。
紅葉の見頃は11月中旬〜下旬で、期間中は夜間ライトアップ「ビッグイエロー」というイベントも毎年行われています。
写真で見てもその巨大さは一目瞭然ですが、ぜひ現地でその感動を味わってみてください!
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まとめ
秋の青森観光情報はいかがでしたでしょうか?
豊かな自然が赤色や黄色に染まる、雄大な絶景をぜひ体感しにいらしてください!