青森県内を列車で観光したい!運転を気にせず移動したい!そんな方々のために、青森県内の鉄道路線一覧を地図にまとめました!
ネットで調べても、意外と地理的な位置関係がしっかり分かる路線図って無いよなー、、と思い、もし同様に困っている方がいれば、参考にしてもらえると嬉しいです!!
青森県の観光列車について知りたい方はこちらをどうぞ!
ちなみに、県外の方だと「電車」と呼んでしまいがちな県内の鉄道車両ですが、ディーゼルエンジンで走ったり、ディーゼルエンジンで発電した電気でモーターを回して走る「気動車」がほとんどです。
かといって、気動車と呼んでいる人は少なく、「汽車」と呼んでいる人が多いかな、、と思います。
次の汽車何時だが?的に使います
完全に余談ですが、この気動車だと、電線を渡したり、電車に必要な設備が不要なので、維持コストが安いらしいです。
利用者が少なくて赤字になっても、いつまでも地元の移動の足として残ってほしいものです。
話を戻しまして、路線一覧図を下記にまとめました。
停車駅を全部入れちゃうと見づらいので、乗り換えできる駅を中心にピックアップしています。
停車駅の一覧は各鉄道路線ごとにまとめているので、併せてご参考ください!
こうやって一覧で見ると、津軽は結構鉄道で移動できそうな感じですよね!
JR東北・北海道新幹線
東京駅から仙台、盛岡を経由して、八戸駅、七戸十和田駅、新青森駅、奥津軽いまべつ駅を通り、函館へ抜ける新幹線です。
青森県へ来られる方には、一番馴染みのある路線かなと思います。
停車駅のある市町村
東北・北海道新幹線は、県内では4駅に停車します。
・八戸市(八戸駅)
・七戸町(七戸十和田駅)
・青森市(新青森駅)
・今別町(奥津軽いまべつ駅)
乗り換えできる駅と路線
東北・北海道新幹線の停車駅で、ほかの路線に乗り換えできる駅は、八戸駅、新青森駅、奥津軽いまべつ駅の3駅です。
八戸駅では、太平洋沿岸を岩手県方面へ南下するJR八戸線と、青森方面や三戸方面へ向かう青い森鉄道に乗り換えすることができます。
新青森駅では、青森駅や弘前駅へ向かうJR奥羽本線に乗り換えすることができます。
県外からの旅行の際は、この乗り換えが一番多いかなと思います。
奥津軽いまべつ駅に隣接する津軽二股駅で、JR津軽線に乗り換えできます。
JR津軽線では、龍飛岬の手前にある三厩駅方面や、逆の青森方面へ向かって陸奥湾沿いに移動することもできます。
また、途中下車ができないと思われがちな新幹線ですが、実は途中駅で降りてリーズナブルに観光することができます。
函館行く前に、新青森で降りて観光したい、八戸で降りて海鮮を食べたい、など途中下車をしたい!という方はこちらの記事をご参考ください!
【途中下車できる】東北・北海道新幹線のチケットの買い方
JR五能(ごのう)線
川部駅から五所川原駅を経由して、鰺ヶ沢駅、深浦駅などを通り、日本海沿岸を走る列車です。
秋田県の北西部にある、東能代駅まで路線が続き、43駅の停車駅があります。
停車駅のある市町村
五能線は、夕陽がきれいな海水浴場がある深浦や鰺ヶ沢、立佞武多やショッピングセンターエルムがある五所川原、絶景が話題の「鶴の舞橋」がある鶴田町に停車駅があります。
一応、終着駅は川部駅ですが、弘前まで乗り換え不要で直通している列車もあります。
停車駅のある市町村(停車駅名)の一覧は下記をご参照ください
・弘前市(撫牛子駅、弘前駅)
・田舎館村(川部駅)
・藤崎町(藤崎駅、林崎駅)
・板柳町(板柳駅)
・鶴田町(鶴泊駅、陸奥鶴田駅)
・五所川原市(五所川原駅)
・つがる市(木造駅、中田駅、陸奥森田駅、越水駅)
・鰺ヶ沢町(鳴沢駅、鰺ヶ沢駅、陸奥赤石駅)
・深浦町(陸奥柳田駅、北金ヶ沢駅、千畳敷駅、大戸瀬駅、風合瀬駅、驫木駅、追良瀬駅、広戸駅、深浦駅、横磯駅、艫作駅、ウェスパ椿山駅、陸奥沢辺駅、陸奥岩崎駅、十二湖駅、松神駅、白神岳登山口駅、大間越駅)
乗り換えできる駅と路線
五能線における県内の停車駅で、ほかの路線に乗り換えできる駅は、五所川原駅、川部駅、弘前駅の3駅です。
五所川原駅では、駅舎に隣接する津軽五所川原駅で津軽鉄道に乗り換えできます。
太宰治ゆかりの地、金木町方面は津軽鉄道が便利です。
川部駅では、JR奥羽本線に乗り換えができますので、一部直通運行がある弘前方面はもちろん、青森方面に行く場合に便利な乗り換え駅です。
弘前駅でもJR奥羽本線に乗り換えでき、温泉もやしで有名な大鰐方面に行く際は便利です。
また、弘南鉄道弘南線にも乗り換え可能で、田んぼアートで有名な田舎館村や、江戸時代の古い街並みが残る黒石方面に観光の際に便利です。
弘前駅から弘前公園の方向に20分ほど歩くと、通学の足になっている弘南鉄道大鰐線に乗れる中央弘前駅があり、学生気分を味わいながら大鰐方面に行くことができます。
JR奥羽(おうう)本線
福島県の福島駅から、山形県、秋田県を経由し、青森駅を終着駅として、全長500km弱にも及ぶめちゃくちゃ長い路線です。
青森県内には15駅の停車駅があります。
停車駅のある市町村
県内での奥羽本線は、桜の名所「弘前公園」に近い弘前駅、東北新幹線が止まる新青森駅などに停車駅があります。
青森県へ来られる際に、新幹線を使われる方も多いかと思いますので、
使う機会が多い路線だと思います!
停車駅のある市町村(停車駅名)の一覧は下記をご参照ください
・青森市(青森駅、新青森駅、津軽新城駅、鶴ヶ坂駅、大釈迦駅、浪岡駅)
・藤崎町(北常盤駅)
・田舎館村(川部駅)
・弘前市(撫牛子駅、弘前駅、石川駅)
・大鰐町(大鰐温泉駅、長峰駅)
・平川市(碇ヶ関駅、津軽湯の沢駅)
乗り換えできる駅と路線
県内における奥羽本線の停車駅で、他の路線に乗り換えできる駅は、大鰐温泉駅、石川駅、弘前駅、川部駅、新青森駅、青森駅の6駅です。
大鰐温泉駅と石川駅は、どちらも弘南鉄道大鰐線への乗り換えに便利で、それぞれ隣接する弘南鉄道大鰐線の大鰐駅、義塾高校前駅で乗り換えることができます。
弘前駅と川部駅では、五所川原や深浦方面に行くJR五能線に乗り換えができます。
弘前駅では、弘南鉄道弘南線にも乗り換え可能です。
五能線の説明同様、少し歩けば中央弘前駅から弘南鉄道大鰐線に乗り換えることもできます。
新青森駅では、函館方面や東京方面へ向かう東北・北海道新幹線に乗り換えることができます。
青森駅では、津軽海峡冬景色の舞台になった津軽半島の最北端「龍飛岬」方面に向かうJR津軽線と、下北方面に行く際に便利な野辺地駅や八戸方面に向かう青い森鉄道に乗り換えすることもできます。
JR津軽線
海でのイベントが豊富な蓬田村、龍飛岬や階段国道がある外ヶ浜町へ向かう際に便利です。
停車駅のある市町村(停車駅名)の一覧は下記をご参照ください
・青森市(青森駅、油川駅、津軽宮田駅、奥内駅、左堰駅、後潟駅、中沢駅)
・蓬田村(蓬田駅、郷沢駅、瀬辺地駅)
・外ヶ浜町(蟹田駅、中小国駅、大平駅、三厩駅)
・今別町(津軽二股駅、大川平駅、今別駅、津軽浜名駅)
乗り換えできる駅と路線
津軽線の停車駅で、他の路線に乗り換えできる駅は、青森駅、津軽二股駅の2駅です。
青森駅では、JR奥羽本線、青い森鉄道の2つの路線に乗り換えることができます。
津軽二股駅では、隣接している奥津軽いまべつ駅で、函館や東京方面へ向かう東北・北海道新幹線に乗り換えることができます。
JR大湊(おおみなと)線
津軽と南部の境目にあたる野辺地から、下北のまさかり部分にある大湊まで陸奥湾沿いに北上する路線です。
停車駅としては11駅あります。
停車駅のある市町村
サッカー日本代表の柴崎選手の地元である野辺地町や、日本最大規模の菜の花畑が有名な横浜町、下北観光の拠点となるむつ市へ向かう際に便利な路線です。
・野辺地町(野辺地駅、北野辺地駅、有戸駅)
・横浜町(吹越駅、陸奥横浜駅、有畑駅)
・むつ市(近川駅、金谷沢駅、赤川駅、下北駅、大湊駅)
乗り換えできる駅と路線
大湊線の停車駅で、他の路線に乗り換えできる駅は、野辺地駅のみです。
野辺地駅では、青森方面や八戸方向へ向かう青い森鉄道に乗り換えることができます。
JR八戸(はちのへ)線
八戸駅から太平洋沿岸を南下し、岩手の北東部にある久慈市にある久慈駅まで続く路線です。
青森県内の停車駅としては、13駅あります。
停車駅のある市町村
水産業が盛んな県内第2位の人口を有する八戸市と、ウニとアワビを使った郷土料理「いちご煮」で有名な階上町方面を観光する際に便利な路線です。
・八戸市(八戸駅、長苗代駅、本八戸駅、小中野駅、陸奥湊駅、白銀駅、鮫駅、陸奥白浜駅、種差海岸駅、大久喜駅、金浜駅)
・階上町(大蛇駅、階上駅)
乗り換えできる駅と路線
県内にある八戸線の停車駅で、他の路線に乗り換えできる駅は、八戸駅のみです。
八戸駅では、新青森方面や東京方面に向かう東北・北海道新幹線に乗り換えができます。
また、野辺地・青森方面や三戸方面に向かう青い森鉄道にも、八戸駅で乗り換えすることができます。
津軽鉄道
津軽五所川原駅から、田んぼの中を北上し、芦野公園や太宰ゆかりの地がある金木町(五所川原市)を経由し、しじみ貝の名産地十三湖がある中泊町まで続く路線です。
停車駅は12駅あります。
停車駅のある市町村
五所川原市と中泊町に停車駅があります。
・五所川原市(津軽五所川原駅、十川駅、五農校前駅、津軽飯詰駅、毘沙門駅、嘉瀬駅、金木駅、芦野公園駅、川倉駅)
・中泊町(大沢内駅、深郷田駅、津軽中里駅)
乗り換えできる駅と路線
津軽鉄道の停車駅で、他の路線に乗り換えできる駅は、津軽五所川原駅のみです。
津軽五所川原駅では、駅舎が隣接する五所川原駅でJR五能線に乗り換えて、弘前方面や深浦方面に向かうことができます。
列車ではありませんが、津軽中里駅からは予約制乗合タクシーが運行していて、東北・北海道新幹線の停車駅である奥津軽いまべつ駅に行くことができます。
青い森鉄道
三戸町の目時駅から、八戸市、三沢市などを経由し、終点の青森駅まで続く路線で、27駅の停車駅があります。
停車駅のある市町村
県内の路線としては、JR五能線に次ぐ停車駅の多さで、停車する市町村も多いです。
米軍基地のある三沢市や、絵本「11ぴきのねこ」を中心としたまちづくりを進めている三戸町などにも停車駅があります。
停車駅のある市町村(停車駅名)の一覧は下記をご参照ください
・三戸町(目時駅)
・南部町(三戸駅、諏訪ノ平駅、剣吉駅、苫米地駅)
・八戸市(北高岩駅、八戸駅、陸奥市川駅)
・おいらせ町(下田駅、向山駅)・三沢市(三沢駅)
・東北町(小川原駅、上北町駅、乙供駅、千曳駅)
・野辺地町(野辺地駅)
・平内町(狩場沢駅、清水川駅、小湊駅、西平内駅)
・青森市(浅虫温泉駅、野内駅、矢田前駅、小柳駅、東青森駅、筒井駅、青森駅)
乗り換えできる駅と路線
青い森鉄道の停車駅で、他の路線に乗り換えできる駅は、八戸駅、野辺地駅、青森駅の3駅です。
八戸駅では、階上町方面に向かうJR八戸線と、新青森方面、東京方面に向かう東北・北海道新幹線に乗り換えることができます。
野辺地駅では、下北方面に向かうJR大湊線に乗り換えることができます。
そして、青森駅では、津軽半島を北上するJR津軽線、弘前方面に南下するJR奥羽本線に乗り換えることができます。
弘南(こうなん)鉄道弘南線
弘前駅を起点に、黒石市にある黒石駅が終点の路線で、田んぼ鉄道の愛称で親しまれています。
停車駅のある市町村
蓮の花が咲き誇る猿賀神社がある平川市、毎年田んぼをキャンパスに巨大な絵を描く「田んぼアート」がある田舎館村、つゆ焼きそばが名物の黒石市に停車駅があります。
・弘前市(弘前駅、弘前東高前駅、運動公園駅前、新里駅)
・平川市(館田駅、平賀駅、柏農高校前駅、津軽尾上駅、尾上高校前駅)
・田舎館村(田んぼアート駅、田舎館駅)・黒石市(境松駅、黒石駅)
乗り換えできる駅と路線
弘南鉄道弘南線の停車駅で、他の路線に乗り換えできる駅は、弘前駅のみです。
弘前駅では、大鰐方面や青森方面に向かうJR奥羽本線に乗り換えができます。
また、JR五能線も直通運行で弘前から出発する列車があるので、乗り換えが可能です。
弘前駅から弘前公園の方向に20分ほど歩くと、中央弘前駅で弘南鉄道大鰐線に乗り換えることもできます。
弘南鉄道大鰐(おおわに)線
津軽の南部に位置する大鰐町にある大鰐駅を起点に、弘前公園から徒歩15分ほどの位置にある中央弘前駅を終点にもつ路線です。
りんご畑鉄道の愛称で親しまれています。
停車駅のある市町村
弘前市内の高校や大学の近くに止まる駅が多く、全長14kmほどの路線ですが、停車駅は14駅あります。
・大鰐町(大鰐駅、宿川原駅、鯖石駅)
・弘前市(石川プール前駅、石川駅、義塾高校前駅、津軽大沢駅、松木平駅、小栗山駅、千年駅、聖愛中高前駅、弘前学院大前駅、弘高下駅、中央弘前駅)
乗り換えできる駅と路線
弘南鉄道大鰐線の停車駅で、他の路線に乗り換えできる駅は、中央弘前駅、義塾高校前駅、大鰐駅の3駅です。
中央弘前駅から20分ほど歩くと、弘前駅がありますので、JR奥羽本線、JR五能線、弘南鉄道弘南線に乗り換えることができます。
義塾高校前駅からは、徒歩10分の位置にJR奥羽本線へ乗り換えができる石川駅があります。
大鰐駅からは、隣接するJR奥羽本線の大鰐温泉駅で乗り換えができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
レンタカーを借りなくても、意外と鉄道でも便利に回れる地域も実は多いです。
列車と併用するとさらに便利に移動できるバス路線については、また次回まとめてみようと思います!